コーヒーの苦味に甘みを加えたカフェオレやカフェラテ。
これらを飲むとき、「どれが飲みたい?」と聞かれて、違いが分からず困ったことはありませんか?
「なんとなく甘いのは分かるけど、具体的な違いを知りたい!」
「実際に飲んで、違いを体験したい!」
コーヒーの種類やミルクの割合を理解しながら、美味しいカフェオレやカフェラテを楽しむのは素敵ですよね。
飲むシーンやその日の気分に合わせて、理想のコーヒーを味わいましょう♪
ここでは、カフェオレ・カフェラテと、見た目が似ているカプチーノ・カフェモカの特徴を詳しくご紹介します。
また、それぞれの割合や作り方の違いを一目でわかる「比較表」もお届けします。
手軽で本格的なコンビニコーヒーと、自宅で楽しむ自由なコーヒー。
それぞれの方法で楽しく違いを見つけながら、どんな質問にもすぐに答えられるようになりましょう!
カフェオレ・カフェラテ・カプチーノ・カフェモカの違い
カフェオレ、カフェラテ、カプチーノ、カフェモカの共通点はミルクが入っていることで、いずれもコーヒーの風味を楽しめる甘い飲み物です。
特にカフェオレとカフェラテは非常に似ており、日本語ではどちらも「ミルク入りコーヒー」や「コーヒー牛乳」として知られています。
反対に、これらの飲み物には、次のような違いがあります。
抽出方法(ドリップ式、エスプレッソ)
ミルクの温め方(火、蒸気、泡立て)
コーヒーとミルクの割合
これらの組み合わせによって、味わいや口当たりが大きく変わります。
例えば、カフェオレはドリップ式で淹れたコーヒーが基本で、カフェラテはエスプレッソマシンで作ったエスプレッソがベースです。
それぞれに「コーヒー豆の挽き方」や「味の濃さ」が異なるため、自分で淹れる際はコーヒー豆や粉の選択から変えていく必要があります。
また、コーヒーに入れるミルクの温め方にも違いがあります。
蒸気で温めたミルク(スチームドミルク)
蒸気で泡立てたミルク(フォームドミルク)
特にエスプレッソコーヒーの場合、スチームドミルクとフォームドミルクの違いが分かりにくいです。
スチームドミルクは蒸気で温めて滑らかな口当たりが特徴で、フォームドミルクは空気が混入して泡状になったもので、軽やかな飲み心地が楽しめます。
それでは比較表でざっと違いを見てみましょう。
飲むときに迷った際にも、すぐに確認できるようにしました。
カフェオレ | カフェラテ | カプチーノ | カフェモカ | |
発祥地 | フランス | イタリア | イタリア | アメリカ |
抽出方法 | ドリップ | エスプレッソ | エスプレッソ | エスプレッソ |
ミルク | 火で温めたもの | スチームド | スチームド フォームド |
スチームド |
使うもの(割合) | コーヒー(5) ミルク(5) |
エスプレッソ(2) ミルク(8) |
エスプレッソ(1) スチーム(1) フォーム(1) |
エスプレッソ(2) スチーム(7) チョコレート(1) |
この表を参考に、各飲み物の特徴を理解しながら、ぜひ自分にぴったりの一杯を見つけてください。
カフェオレ・カフェラテ・カプチーノ・カフェモカの特徴を理解しよう!
あなたは、カフェオレ、カフェラテ、カプチーノ、カフェモカの中でどれを好んで飲んでいますか?
それぞれの飲み物の特徴を詳しく見ていきましょう。知識を深めることで、より楽しくコーヒーを味わえるようになりますよ。
カフェオレ(café au lait)
カフェオレは、濃い目に淹れたドリップコーヒーと温めたミルクを同じ分量で混ぜた飲み物です。
フランス語では「ミルク入りのコーヒー」を意味します。
クリーミーでマイルドな味わいで、コーヒーの苦味がミルクの甘みで和らげられています。
もともとは、濃いコーヒーが胃に刺激を与えるため、飲みやすくするためにミルクを加えたことが始まりだと言われています。
フランスでは、朝食時に「カフェオレボウル」と呼ばれる大きな器で楽しむ人が多いです。
カフェラテ(Caffè Latte)
カフェラテは、エスプレッソに蒸気で温めたミルクをたっぷり加えた飲み物です。
イタリア語で「ミルク入りのコーヒー」を意味し、カフェオレと似ています。
エスプレッソは、蒸気圧を利用して短時間で抽出されるため、濃厚な味わいが特徴です。
このコクのある苦味と、やさしく温められたミルクの相性が抜群です。
イタリアでは、カップではなくグラスで提供されることが多いのも特徴です。
カプチーノ(Cappuccino)
カプチーノは、エスプレッソに温めたミルクを加え、その上に泡立てたミルクを浮かべた飲み物です。
イタリア語では、カプチーノの名前は修道士に由来しています。
味わいはビターで、カフェオレよりもエスプレッソのコクがしっかり感じられます。
また、ラテアートを楽しむのに使われることが多いのも特徴です。
カフェモカ(Caffè Mocha)
カフェモカは、エスプレッソにスチームドミルクとチョコレートシロップを加えた飲み物です。
「モカ」は特定のコーヒー豆の名前でもあり、チョコレート風味が楽しめます。
味わいはビターでありながらスイート。
エスプレッソの苦味に、ミルクとチョコレートの香りが加わり、デザートのような楽しみ方ができます。
カロリーが高めになることが多いですが、ココアパウダーを使うこともできます。
これらの飲み物の特徴を知ることで、あなたのお気に入りが見つかるかもしれません!
コンビニで手軽に異なる味を楽しもう
実際の味わいはどうなの?
本格的な味を気軽に楽しみたいなら、24時間営業の「コンビニ」がおすすめです。
缶やペットボトルの飲料はスーパーや自動販売機でも手に入りますが、マシンで淹れたてのコーヒーには独自の深い魅力があります。
大手コンビニ(ローソン、セブンイレブン、ファミリーマート)では、エスプレッソマシンを使って抽出されるカフェラテが人気です。
使用されるコーヒー豆の種類やミルクの種類が異なるため、各店舗ごとに特色があります。
コーヒー初心者でも気軽に本格的なカフェラテを楽しめるのが大きな魅力です。
各コンビニのカフェラテを簡単にご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
ローソン(MACHI café)
ローソンのマチカフェでは、ブラジルのイパネマ農園で育てられたアラビカ種のコーヒー豆を使用しています。
カフェラテは滑らかな味わいで、じっくりと焙煎された豆から抽出されています。
ミルクは低温で自然の甘さを活かした100%生乳で、地域によって使用するミルクが異なり、新鮮さが楽しめます。
ローソンのカフェラテは種類が豊富で、さまざまな味を試したい方にぴったりです。
セブンイレブン(SEVEN CAFÉ)
セブンイレブンのセブンカフェでは、グアテマラ、コロンビア、タンザニアのアラビカ豆をブレンドしています。
コーヒーマシンでは「軽め」「普通」「濃いめ」と、好みに応じた抽出が選べます。
焙煎方法は4段階に分かれ、香りやコクを感じられます。
カフェラテはコーヒーの苦味とミルクのまろやかさが絶妙にマッチし、飲みやすさが評判です。
ファミリーマート(FAMIMA CAFÉ)
ファミリーマートのファミマカフェでは、ブラジル産の最高等級のコーヒー豆を使用しています。
大きめの豆を80%以上使用し、収穫から焙煎まで4回の厳しい品質チェックを行っています。
ふわふわの泡が特徴のカフェラテは、独自のシステムで作る高濃度のミルクフォームが魅力です。
香りファン付きのマシンからは、抽出を待つ間も香りを楽しむことができます。
コーヒー豆からの抽出がもたらす自由で楽しい体験
自分でコーヒーを淹れたくなったら?
本格的な味を楽しみたい!
自分好みの風味を見つけたい!
なら、コーヒー豆から自分で淹れるのがおすすめです。
コーヒーは鮮度が大切で、焙煎後の時間が経つほど風味や香りが失われてしまいます。
豆から抽出することで、豊かな香りと味わいを最大限に楽しむことができます。
インスタントコーヒーも手軽ですが、せっかくなら挽きたて・淹れたての豊かな香りを味わってみませんか?豆の種類や割合、お湯の温度、トッピングを自由に選ぶことで、自分好みの味を探求するのにもぴったりです。
ここでは「ホット」での淹れ方と美味しくなるポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
カフェオレ
**用意するもの**
材料: 深煎りコーヒー豆、ミルク、水
道具: コーヒードリッパー、金属製フィルター、コーヒーサーバー、ケトル、マグカップ、火(コンロ)
**作り方**
- コーヒー豆をミルで挽く。
- お湯を多めに沸かし、マグカップに少量入れて温める。
- 金属製フィルターをドリッパーにセットし、平らにコーヒー粉を入れる。
- 少しお湯を注いで20秒ほど蒸らす。
- 中心から「の」の字を描くように優しくお湯を3回に分けて注ぐ。
- ミルクを約60℃に温める(沸騰させない)。
- それぞれの容器を持ち、カップにバランスよく半分ずつ注ぐ。
**美味しくなるポイント**
カフェオレでは、ミルクとコーヒーオイルの相性を引き出すことが重要です。
ペーパーフィルターよりも、金属フィルターを使うことで抽出した成分をよりダイレクトに楽しめます。
カフェラテ
**用意するもの**
材料: 極細挽きコーヒー豆、ミルク、水
道具: エスプレッソマシン、コーヒーミル、マグカップ
**作り方**
- コーヒー豆をミルで挽く。
- エスプレッソマシンのタンクに水を入れ、電源を入れる。
- コーヒー粉をホルダーに詰める。
- ダンパーで表面を平らに押し固め、マシンにセットする。
- マグカップを置き、ボタンを押して抽出開始。
- 抽出されたらエスプレッソの完成。
- スチームノズルを空ぶかしし、ピッチャーにミルクを注ぐ。
- 60〜65℃になったらスイッチをオフにし、気泡が均一になるように軽く叩く。
- マグカップにエスプレッソを注ぎ、できたミルクをゆっくり入れる。
**美味しくなるポイント**
エスプレッソを作る際は、コーヒー粉をしっかりと押し固めることが大切です。
少し緩めに均すと、適度な抽出が可能になります。
カプチーノ
カプチーノもカフェラテと似た作り方ですが、スチームドミルクの泡を大切に保つことがポイントです。
ミルクの量を増やし、泡が消えないように手早く仕上げましょう。
カフェモカ
**用意するもの**
材料: コーヒー豆、ミルク、チョコレートソース、ホイップクリーム、水
道具: エスプレッソマシン、コーヒーミル、マグカップ
**作り方**
- コーヒー豆をミルで挽く。
- エスプレッソマシンのタンクに水を入れ、電源を入れる。
- コーヒー粉をホルダーに詰め、ダンパーで押し固める。
- マグカップを置き、抽出開始。
- 抽出されたらエスプレッソが完成。
- スチームノズルを空ぶかしし、ミルクを注ぐ。
- 60〜65℃になったらスイッチをオフにし、泡を均一にする。
- マグカップにチョコレートソースを入れ、エスプレッソを注いで混ぜる。
- 最後にミルクを注ぎ、ホイップクリームをトッピングする。
**美味しくなるポイント**
チョコレートソースは先にマグカップに入れて、熱いエスプレッソとよく混ぜるのがコツです。
湯煎したチョコや生クリームを加えても美味しいです。
トッピングにはホイップクリームのほか、ココアパウダーやキャラメルソース、マシュマロなどを使うと見た目にも楽しく仕上がりますよ。
カフェオレやカフェラテのアレンジを楽しもう
自宅で自分好みのコーヒーを作る楽しみ。
ミルクに一工夫加えたり、好みのトッピングを使ったりしてアレンジしてみましょう!
オリジナルのメニューができたら、ぜひ家族や友人に振る舞ってみてください。
本格的な味に特別感が加わるので、きっと喜んでもらえるはずです。
キャラメルカフェオレ
**材料**
- ドリップコーヒー:100ml
- ミルク:100ml
- キャラメルソース:20g
- トッピング用キャラメルソース:適量
**作り方**
- 鍋でミルクを沸騰しないように温め、火から下ろして空気を含ませるように泡立てる。
- 温めたグラスにキャラメルソースを入れ、コーヒーとミルクを同量ずつ注ぐ。
- ミルクの泡を浮かべ、キャラメルソースをかけて完成。
アーモンドカフェラテ
**材料**
-
- エスプレッソ:30ml
- 加糖アーモンドミルク:120ml
- アーモンドスライス:適量
**作り方**
- アーモンドミルクを温めながら、ミルクフォーマーなどで泡立てる。
- 温めたグラスに注ぎ、泡を半分浮かべる。
- ミルクと泡の間にエスプレッソを静かに注ぎ、泡の表面にエスプレッソの染みを隠すように残りの泡を乗せる。
- 砕いたアーモンドスライスを上に散らして完成。
ソイカプチーノ(ソイチーノ)
**材料**
- エスプレッソ:100ml
- 豆乳:100ml
- 砂糖:小さじ1
**作り方**
- 豆乳を蓋つきの容器に入れ、砂糖を加えて素早く振る(約100回程度)。
- 耐熱容器に注ぎ、レンジでしっかり温める(500Wで約1分20秒)。
- 温めている間に、カップにエスプレッソを注いでおく。
- 泡立った豆乳を上から注ぎ、最後にゴムベラで泡を乗せて完成。
カフェモカフラッペ
**材料**
- エスプレッソ:60ml
- 氷:200g
- 練乳:50g
- ミルク:100ml
- アイスクリーム:50g
- チョコレートシロップ:適量
**作り方**
- ミキサーに氷、練乳、ミルク、エスプレッソを入れてしっかりと撹拌する。
- グラスに注ぎ、アイスクリームとチョコレートシロップをトッピングして完成。
お家でもお店でも、シーンや気分に合わせて楽しもう
カフェオレ、カフェラテ、カプチーノ、カフェモカの基本的な違いはお分かりいただけましたか?
それぞれには独自の歴史や味わいがあり、なんとも魅力的ですね。
「どれも気になる!」と思った方は、その日の気分や飲むシーンに合わせて、自分で作ったりお店で注文したりしてみてはいかがでしょうか。
たとえば、コーヒーの苦味を強く感じたいときはカプチーノを、夏バテで食欲がないときにはデザート感覚で楽しめるカフェモカを選んでみるのも良いですね。
それぞれのアレンジを試しながら、素敵なコーヒータイムを楽しんでください!