コーヒー界の王者として名高いブルーマウンテン。
珍しさゆえに、本物の味を楽しむことが難しいとも言われています。
専門店や通販サイトで見かけることが多いですが、実際には本物とは異なる風味を感じることもあるとか。
「ブレンド」や「30%配合」といった表記に気を取られ、「本当の味とは違うのでは?」と不安に思う方も少なくありません。
そこで、
「本物のブルーマウンテンを楽しむにはどうすればいいのか?」
とお考えのあなたに、ブルーマウンテンの真の味や香りを堪能できる方法をご紹介します。
あなたのコーヒー体験をより豊かにする情報をお届けします。
本物のブルーマウンテンの価格が高い理由
ブルーマウンテンは、その繊細さとフルーティーな風味が特徴です。
産地や品種について
ブルーマウンテン(Blue Mountain)とは、ジャマイカのブルーマウンテン山脈(標高800〜1,200m)で栽培されるアラビカコーヒー豆のことです。
この豆はコーヒー取引公正委員会によって定義されており、特別な付加価値がある銘柄の一つです。
その風味は、苦味・甘味・香り・コク・酸味が絶妙に調和しており、「黄金のバランス」と称されるほどのクオリティを誇ります。
香り:上品で優雅なフルーティーさ
口あたり:まろやかで軽やか、クセが少ない
喉ごし:柔らかく、滑らかでスッキリ
これらの特徴により、本物のブルーマウンテンは独自の香りを持ち、偽物では味わえない豊かさがあります。
挽いたとき、淹れたとき、口に含んだときにその豊かさを感じ、しっかりとしたコクが後味の余韻を楽しませてくれます!
本物は高級感にあふれている
「黄金のバランス」を持つブルーマウンテンは、価格が高めに設定されています。
他の品種をブレンドしたものと、最高ランクのNo.1を比較すると、約2倍の価格差があります。
商品名 | ブレンド(200g・税込) | No.1(200g・税込) |
KALDI | 2,149円 | 4,104円 |
UCC | 1,672円 | 8,834円 |
価格は販売ブランドによって異なりますが、本物の価値が高く、コーヒー愛好者にとっては非常に魅力的な存在であるため、高級品とされるのです。
本物の味わいを楽しむなら「ブルーマウンテンNo.1」の100%
本物のコーヒーを堪能したいなら、ぜひ「ブルーマウンテンNo.1(NO1)」と明記された商品を選びましょう。
ブレンドではなく、ストレートで楽しむのがポイントです!
他の品種やミルク、砂糖を加えず、純粋な味と香りをそのまま味わってください。
No.1は最高の格付け
ブルーマウンテンは、厳しい環境下で手作業で丁寧に栽培・収穫されるアラビカ種のコーヒー豆です。
仕上がった豆は、ジャマイカのCIB(コーヒー産業公社)の検査官によって厳しく審査されます。
評価基準は、豆のサイズ(スクリーン)と欠点豆の数(300gあたりの欠点豆の数)の2つです。
スクリーン | 欠点数 | 規格 |
S-17/18 | 〜3% | No.1 |
S-16/17 | 〜3% | No.2 |
S-15/16 | 〜3% | No.3 |
S-16/17 | 〜5% | セレクト |
ジャマイカ全体のコーヒー生産量は約7,000トン(世界の生産量の0.1%)ですが、ブルーマウンテンはごく限られた地域でのみ生産され、最高ランクの「No.1」と認定されるのはその中の約30%のみです。
欠点豆が極めて少なく、粒の大きさも均一です。
100%ストレートの魅力
最高格付けのブルーマウンテン「No.1」は、ストレートでなければ本物の味を楽しむことができません。
ストレートコーヒーとは、特定の産地から収穫されたコーヒー豆を指し、味と香りが明確です。
挽き方や焙煎度、淹れ方によって微妙な違いはありますが、風味の特徴をダイレクトに楽しめます。
ブルーマウンテンに最適な焙煎度は「ミディアムロースト(中煎り)」です。
軽く焙煎することで、その絶妙なバランスが保たれます。
コーヒーミルで挽くときや袋を開けた瞬間、フルーティーで甘い香りが広がります。
ブレンドコーヒーについて
ブレンドコーヒーは、基になるコーヒー豆が全体の30%以上含まれているものを指します。
「○○○ブレンド」と表記する場合、当該コーヒー豆が30%以上使用されていることが求められます。
(出典:レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約|コーヒー取引公正委員会)
「ブルーマウンテンブレンド」や「オリジナルブレンド」といった商品には、ブルーマウンテンの他にさまざまなコーヒー豆が加わっている可能性があります。
ストレートよりも手頃な価格ですが、純粋なブルーマウンテンの味とは異なることは確かです。
もちろん、ブルーマウンテンの特性を引き立てた素晴らしいブレンドコーヒーも多数存在します。
良質なブレンドは、それぞれの豆の魅力を引き出し、コクやバランスをさらに高めてくれることもあります。
本物のブルーマウンテンを手に入れる方法
本物のブルーマウンテンを楽しむには、いくつかの方法があります。
2. コーヒー豆や粉を買って、自分で淹れる
3. インスタントコーヒーを選んで自分で淹れる
4. お店で注文してプロに淹れてもらう
ブルーマウンテンNo.1をストレートで楽しむための主な手段はこの4つです。
豆を挽いたときの香りや、抽出直後のアロマを味わいたいなら、ハンドドリップなどで自分で淹れるのが特におすすめです!
では、どのように行動すれば良いのでしょうか?
購入できる場所の特徴を見ていきながら、自分に合った方法で本物の味を楽しんでみてください。
通販の利点
通販は、インターネットに接続さえすれば、スマートフォンやパソコンから24時間いつでも注文できる便利なシステムです。
コーヒーチェーン店や専門店のオンラインストア
「ブルーマウンテンNo.1」で検索すると、さまざまな購入先が表示され、自分で選ぶことができます。
大手通販サイトでは、多くの売り主が集まっているため、価格や品質を簡単に比較できます。
また、独自のキャンペーンやポイントがあり、相場より少しお得に購入できることもあります。
特定のオンラインストアでは、厳選されたブルーマウンテンNo.1を入手できます。
有名なところでは、スターバックス、ドトール、澤井珈琲、カルディなどがあります。
ブルーマウンテンNo.1は非常に希少なため、価格は高めです。
通販では100gあたり約4,000円が相場なので、極端に安い商品は避けることをおすすめします。
判断に迷った場合は、原産地証明書や生産者情報が掲載されている商品を選ぶと良いでしょう。
喫茶店や専門店での楽しみ
喫茶店やコーヒー豆専門店では、ブルーマウンテンNo.1を淹れたてで味わったり、豆を購入したりできます。
店主が直接農家と取引を行ったり、独自の農園で栽培したりするなど、こだわりのある商品が提供されます。
ブルーマウンテンNo.1を熟知したプロが、焙煎度や挽き方、淹れ方を調整しているので、その日の条件に合わせたベストな状態で楽しめます。
安心して本物の味わいを堪能できるでしょう。
コンビニコーヒー
24時間利用できるコンビニコーヒーも、手軽に本格的なコーヒーを楽しむ方法として注目されています。
エスプレッソマシンやドリップマシンが導入され、各社のこだわりのコーヒーを安価で味わえます。
例えば、ローソンでは「ジャマイカのブルーマウンテン」が期間限定で販売されることもあり、ファミリーマートでもブルーマウンテンNo.1を30%配合したドリップコーヒーが購入可能です。
本物のブルーマウンテンで格上げしよう!
本物のブルーマウンテンを楽しむなら、やはりブルーマウンテンNo.1のストレートが一番です。
余計なものが一切混ざっていないため、豆本来の鮮明な風味がとても魅力的です。
豆を挽いたときやお湯を注いだ瞬間に広がる豊かな香りを楽しみたいなら、生豆やコーヒー豆(粉)を選ぶのがおすすめ。
通販での購入や店舗での手に入れ方など、あなたのスタイルで楽しんでください。
美味しく淹れられるか心配な方は、コーヒーの専門家に任せてみるのも良いでしょう。
手軽に楽しめるコンビニコーヒーも、今後の展開が楽しみですね♪